昔はよく自分の部屋の壁にポスターを貼っていた。中学生の頃はガンズアンドローゼスのポスターで、高校生の頃はギリギリガールズのポスターだった。どちらもGから始まるグループだ。
でも大学生になって、ポスターを壁に貼るのださい感じがしてきた。だから、大学生の頃はイレイザーヘッドのポスターを買って、それを額に入れて壁に飾った。そうするとちょっとインテリアっぽい感じになる。壁がボロボロと崩れてくる、安い木造アパートだったけど。大学を卒業してからは、部屋にポスターを貼らなくなった。自分にとって、ポスターは若気の至りの象徴のようになった。
今にして思うと、大学生の頃の自意識の方が、直接壁に貼ってた中高生の頃より恥ずかしい感じがする。ちょっとインテリア凝ってますみたいな気取った感じが透けてみえるからかな。それよりもむしろ、好きなものは好きなんだから、ださくたっていいだろうと開き直る方が潔いんじゃないかと。
そこまで深く考えたわけではないけれど、去年から家の壁に京都サンガのポスターを貼っている。この前西京極に行ったとき、今年のポスターを買って貼り替えた。今年4月から来年3月までのカレンダーがついてるやつだ。微妙に実用性があるところがまた中途半端でださいけど、それが気に入っている。画鋲で留められた、むき出しの愛だ。