去年の8月20日から自宅で働き始めて1年が経った。引越しの日に作業用机の脚が折れてしまって、小さなミシン台を妻と分け合って仕事していたのがちょうど1年前。
新しい仕事用の机を買い、キーボードを買い替えたり、オーディオインターフェイスとスピーカーを買ったりと、自分の作業環境を少しずつアップグレードしていった。今年に入って新型コロナウィルスが流行し始めた時には、すっかりリモートワークの環境が整っていた。
もちろん、世界がこうなることを予期して準備していたわけではない。それでも、こういう働き方が珍しくなくなる日は遠からず訪れるだろうと思っていた。インターネットの会社で働いてるのだから尚更。思っていたよりもずっと近かったけど。
福岡の街は予想に反してとても気に入っている。いじめられっ子だった学生時代を過ごした街。高校を卒業して上京する時はもう二度と戻ってくるかと思っていたのに、わからないものだ。特に野芥がこんなにいいところだなんて思いもしなかった。
それでも、いつか福岡に飽きたらまた、どこか違う街へ引っ越そうかなと思っている。次は2,000mを超える山があるところがいいな。