雪の持越峠

先週はあんまり走れなかったし昨日はサボったし、今日こそ距離を踏もうと思ったけれど、午後から予定があって12時までには帰ってきたい。そうするとトレイルで20km以上走るのは時間的に厳しい。というわけで持越峠を超える35kmの峠走にした。京都は昨日から雪が降っていて、家の周りでも少し積もってる。これは北山の方はやばいかもなと思ったけど、まあ舗装路なら何とかなるやろうと朝8時に出発。

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福王寺の交番から高雄方面へ。北へ進むと少しずつ雪が深くなっていく。歩道に積もる雪も数センチくらいだったのが、いつの間にか10センチを超えてきた。

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高雄の集落はすっかり雪の中。高山寺を過ぎると歩道がなくなり、狭い車道の端っこを走る。車が跳ね飛ばしたグシャグシャの茶色い雪が積み上がったところ。進みにくいし、足先が冷えて冷たいし、たまに通り掛かる車が新たな氷水をぶっかけてくる。

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杉の里トンネルの上の旧道は車両進入禁止で、動物の足跡しかない新雪を踏みしめながら進んだ。ふかふかの雪に足を突っ込むたびにキュッキュと音がする。楽しくなってきた!

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中川を超え、持越峠を目指して更に北へ。このあたりになると積雪が20センチを超えてくる。車もほとんど通らないので、車道の雪の少ないところを進むんだけど、車輪に踏み固められて凍ってめちゃくちゃ滑る。登りだしなかなかスピードが出ない。

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持越峠の手前でホイールローダーとすれ違った。こんな雪の日に大変だなと思ってしばらく進み、持越峠の登りに差し掛かったら道路が綺麗に除雪されてる!道路脇に積み上げられた雪の跡が真新しく、さっきのホイールローダーに違いない。ありがたやありがたや。

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と思ったのもつかの間、持越峠を登りきったところでちょうど除雪が終わってた。

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しかしこの下りが最高だった。雲ヶ畑の集落に出るまで、全く踏み跡のない真っ白なふかふかの新雪で覆われた道が続く。童心に返ったように夢中で一気に駆け下りた。僕は九州出身で、子供の頃に雪の上を駆け回った記憶なんて無いけど。最高に楽しかった。

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雲ヶ畑の小学校の前の自販機でリアルゴールドを飲んだ。夏は街中を走ると暑いから、持越峠を超えて雲ヶ畑によく来ていた。そんなとき、この自販機で飲むリアルゴールドが最高なのだ。久しぶりに飲んでみるかと買ってみたら、死ぬほど冷えてて口の中がちょっと痛いくらい。止まってると寒いので一気に飲んでまた走り出した。

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山幸橋までいつもなら走りやすい緩やかな下りが続く。今日はグチャグチャとフカフカとツルツルが交互にやってくる退屈しない路面状況。脚の筋肉の在庫が切れかかってきた。

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どうにかこうにか山幸橋へ。ここまで来たらもう雪も少なく走りやすい。それでも雪と格闘した脚は既に重く、キロ6分超えると帰る時間も遅くなるのでなんとか5分台で走らないとと思ってがんばって帰った。全部で35km。雪の峠道を堪能できて楽しかったけど、ヘトヘトになりました。