信越五岳2016を走ってきました

9月18日に開催された、信越五岳トレイルランニングレース2016を走ってきました。僕にとっては初めての100kmを超えるレースです。

昼夜を問わず降り続けた大雨で、道と泥と沢とが渾然一体となった混沌のトレイルは完全に未知の世界、想像を超える大冒険の旅になりました。

スタート前

目が覚めて枕元に置いていた時計を見ると夜中の0時過ぎでした。まだ2時間程度しか寝ていないのに、興奮してすぐ目が覚めてしまいます。窓に激しく打ち付ける雨音が聞こえ、不安が的中したことを知りました。どうやらひどい天気になりそうです。

泊まっていた斑尾高原ホテルから送迎バスで数分、スタート地点のレストランハイジで朝食を取り、トイレへと続く長蛇の列に並んでから用を足してスタートゲートに向かいました。位置に付いたのがスタート10分前、中盤やや後方からのスタートになりました。雨は降り続けているものの気温はあまり低くなく、レインウェアも帽子も脱いでバックにしまいます。Tシャツとランパンのみ。さあ、スタートです。

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1A 斑尾山の登山口まで

スタートしてからすぐに右に折れてしばらく坂を登った後、ゲレンデを横断するところで、道の両脇に応援の人達がずらりと並んでいて声援の花道が形成されていました。その中に同じビルで働く西さんがいて、手を振って声をかけてくれました。西さんは平井さんのペーサーとして参加されていたので、5Aでまた会えたらいいなと思いながら手を振り返して走り抜けました。

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しばらくフラットな林道を気持ちよく走っていると「この先、蜂がいます!」という声が。恐る恐る進むと道端で何人かの方がポイズンリムーバーを使っていました。こんなに雨が降ってるのにまさか蜂が出て来るなんて。心配して駆けつた石川弘樹さんも1人1人に「大丈夫ですか?刺されていませんか?」と声をかけられていました。

1Aまではフラットな道が続き、とにかく飛ばしすぎないように、それだけを肝に命じて進みました。飛ばしすぎていないか時計を見るも、長丁場をバッテリーが持つよう60秒間隔のGPS取得にしていた為かデタラメな数値が並んでいます。これは自分の感覚を信じるしかない、そう考えて進むこと18.5km。1A通過は目標タイムの丁度1分前。前半突っ込んで後半グダグダになるのがいつものパターンですが、今回はリラックスして走れました。

2A 斑尾山の登りと下り

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1Aから2Aまでは、斑尾山を登って下る5.4kmの道程です。スタートしてから徐々に強くなっていた雨ですが、ここまでそれ程気になっていませんでした。でも登り始めてすぐ、雨の影響を実感します。ドロドロになった地面が滑って中々踏ん張れません。足を取られて滑り落ちる人までいました。ただでさえ急な登りもあるのに、脚の筋肉余計に使ってしまって嫌だなと思っていましたが、深刻なのは山頂を過ぎてからの下りでした。

ジグザグに下っていく、普段なら気持ちよく走れる感じのトラバース。ここがどんなに気をつけても、どんなにゆっくり足を置いても、老若男女問わず、盛大に滑ってずっこけます。全身泥まみれになって、もうみんな笑っていました。何やっても転ぶので、途中からはお尻をついて天然の滑り台を楽しみました。手も足もお尻も背中も何もかも泥まみれ。下りきってやっと終わったと思ったところで、最後に1回転するほど滑って胸まで泥だらけになり、そのまま2Aに突入しました。

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真っ先にバケツに用意された水で両手の泥を洗い流し、そうしてやっと補給です。水とクエン酸とコーラを1杯ずつもらって、バナナと巨峰を頬張れるだけ頬張って出発しました。ここで目標タイムから10分以上の遅れ。あの下りでタイムロスしてしまったと、少し焦り始めました。

3A 袴岳と林道

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2Aを出て湿原を抜け、袴岳の登りに入ったところで「去年の比叡山で最終ランナーだった方ですか?」と声をかけられました。びっくりして「何で知ってるんですか?」と質問で返してしまいましたが、何と僕のブログを読んで下さっている方でした。かっとび伊吹にも出られて近藤さんのこともご存知なんだそうで、近藤さんの膝の具合を心配されていました。今回の信越でも僕の書いたペース表も参考にして下さったそうで、めちゃくちゃ嬉しかったです。自分もレースに出る前は必ずブログを検索して他の方の体験を参考にするので、同じように誰かの参考になればと書いておいて本当に良かったなと思いました。お名前を伺うのを忘れてしまったのが心残りですが、土砂降りになってきた雨の中、胸に熱いものを頂いて別れました。

4つの登りがあると事前に聞いていた、袴岳への登り。登っている間にいくつ目だかわからなくなって、やっと登り終わったと思ったらまた登りが。今度こそと本当に登りきって始まった下り。つるつる滑って何度か転倒した末、緩やかな下りの林道に出ました。

事前に調べた色んなブログ記事で、ここで飛ばすと脚を使いすぎるから注意と書かれていたのを思い出しました。ちょっと早いかなと思ったら少し緩めて、またちょっと早くなってきたなと思ったら緩めての繰り返し。小刻みな小股のステップを心がけ、タタタと下っていきます。

舗装路に出る手前、雨が止んで妙高山が見えました。気持ち良く走れた林道の終点で、やっと止んだ雨に今日初めて見れた絶景。いい気分になって3Aに突入しました。3Aでは、妙高のお豆腐とトマトがとにかく絶品でした。

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美味すぎてそれぞれ3つ4つ頂いていたとき、大雨の影響でコースが変更になったことを知りました。8Aを過ぎたあとのラスボス、瑪瑙山に登らずに7kmショートカットするコースになったんだそうです。ショックでした。信越五岳の110kmを、最後まで走り切りたかった。雨も止んできたのに何でだよ、泥だらけだった斑尾山だって超えられたのにと、生意気にもその時は思っていました。この後更にひどくなる雨と、振り続けた雨がトレイルをどう変貌させるのか知りもせずに。

4A 関川から黒姫へ

3Aからは関川沿いのだらだら登り。晴れていると遮るものがなく暑さとの戦いになるそうですが、今日は雨。3A手前で一瞬止んだ雨もすぐに再開されました。暑さはないものの、じわじわと腿の筋肉を消費してくる微妙な登り。頑張ればスピードも出せる斜度ですが、まだまだ序盤。時々歩きを交えながら脚を使い果たさないようにゆっくり進みました。

その道中、妻からLINEで4Aに到着したと連絡が入りました。今朝早く京都を出発して、4Aのある黒姫高原に応援に来てくれることになっていたんです。途中のかぶり水や宴会隊の私設エイドでも元気をもらって、妻の待つ4Aを目指しました。

関川沿いの長い長い林道と舗装路がようやく終わり、蕎麦畑を抜け、少し登ってからトレイルに入りました。さすがにこの頃には、脚の色んな筋肉に疲労を感じ始めていました。エイドでモリモリ食べてたし、降り続く雨にもTシャツ1枚で全然寒くないけど、徐々に重くなっていく脚。それでも妻の待つ4Aまであと少しあと少しと自分に言い聞かせ、最後のトレイルを駆け抜けました。

4Aには新調したショッキングピンクのスニーカーと星柄の雨合羽を纏った妻が傘をさして待っていました。この土砂降りの雨の中、1時間半も前から待っていたそうです。差し入れのレッドブルとおにぎりをもらって、写真を撮ってもらい、水の補給やジェルの入れ替えを手伝ってもらいました。がっちり握手をして、元気をもらって出発です。

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5A 黒姫の林道から笹ヶ峰

4Aが51.5km地点。これまで比叡山インターナショナルトレイルランの50kmが最長のレースだった僕にとっては、ここから未知の領域に入ります。4Aを出てゲレンデを登ってすぐに、長い長い黒姫山の登り林道区間です。更に雨脚は強くなり、土砂降りで前方もよく見えません。

でもここに来ていきなり、脚に力がみなぎってきました。林道は傾斜がきつく走れないけど、パワーウォークのスピードはどんどん上がっていき、前を行く人をがんがん追い抜いていけます。不思議な、始めての感覚です。これまでのレースでは、基本的に体力や脚力は減る一方でした。スタート時がマックスで、段々と燃料を使い切っていくように脚は終わっていくものでした。きっと、妻の応援のお陰だと思います。そして前の人をまた1人かわすと、更に気分が上向いて、もっと脚に力が入っていきました。そうして何人も何人も追い抜いて、7km続いた林道を登りきりました。

なんか、楽しかったです。登りきった後の急な岩場の下りも、周りの人と危ないですねとか、気をつけましょうねとか声をかけあって降りていきました。降りきったところの川にかかる1人ずつしか通れない吊橋を順番待ちしてる間も、前後の人と「次の5Aに着いたら何をするか」という話題で盛り上がりました。

吊橋を超えてからの登りは激坂だったけど、これまでのズルズル滑るドロドロ道と違い、緑色のすべり止めみたいなものが敷いてあってグリップが効きます。ガシガシ登りきると気持ちのいい白樺の森が広がっていて、5Aまで一気に駆け抜けました。

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トイレに寄ってからドロップバックを受け取り、軒下のベンチに腰掛けてTシャツを着替えました。どうせこの後また濡れるんだけど、束の間だけでも乾いたTシャツの感触を楽しみたかったんです。ドロップバックに入れてたウィダーゼリーを飲んで、追加のジェルとライトを取り出して、日が傾いてきて少し気温も下がってきたので帽子と指ぬきグローブを装着しました。準備万端。ドロップバックを戻して食べ物を貰いに行くと、なんとカレーライスがありました。

まさかカレーが食べられるなんて。前日の説明会でも聞いてなかったので感激して、ペロリと平らげました。おかわりしたかったけど、時計を見ると5Aに着いてもう11分も経っていることに気づきました。せっかく目標タイムに追いついたと思ったのに。目標タイムにエイド滞在時間を加味してない僕がバカでした。後ろ髪を引かれながら5A出発です。

6A 沢登りと林道

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5Aを抜けると、しばらくフラットな道が続きました。周りにはペーサーと一緒に走る人達の姿が。もしかしたら会えるかもと期待していた西さんの姿は、5Aにありませんでした。先に行ったんだろうな、ちょっと寂しいななんてしょぼくれながら、トボトボと進みました。

一旦舗装路に出て干上がった乙見湖を超えると、トンネルの脇に急な階段が現れました。登りきると比較的フラットな林道へ。時刻は17時過ぎ。日没の刻が迫ってきました。実はこれまで、夜のトレイルを走ったことがほとんどありませんでした。初めて出場した比叡山のレースで、制限時間手前の2時間くらいが唯一のナイトトレイル。あの時はスイパーの皆さんと一緒だったけど、今回は1人です。だんだん膨らむ不安と共に暗さが増してきて、73km地点の給水ポイントに着いた時にはすっかり暗くなっていました。

そこでヘッドライトを装着し、黒姫山西側の登りに突入します。しかしここが最大の難所でした。道が、川になっていたんです。何を言ってるかわからないと思いますが、水たまりとかのレベルではなく、上の方から冷たい水が結構な勢いで流れ落ちて来るのです。あたりは真っ暗。深さもわからない川に脚を突っ込んで登っていきます。最早トレイルランニングではなく、沢登りでした。

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渡渉ポイントは更に恐怖でした。降り続いた雨で増水した沢は濁流と化していました。いくらロープがあるからと言って、こんな濁流を渡るとは。ここへ来て、瑪瑙山がショートカットされた判断の正しさを痛いほど痛感しました。黒姫山の裾野を少し登るだけでこの有様なのだから、瑪瑙山がどういう状況になっているか、想像するだけで恐ろしい。暗闇の中1人孤独にこの沢を登って、そして下りました。用意していたハンドライトは使いませんでした。ヘッドライトのみ。両手は空けて、バランスを取るために使いました。

そうして命からがら下りきり、林道に差し掛かった時に、自分の中で何かが弾けました。今となっても、あれが何だったかわかりません。6Aまでの数キロメートルの間、涙が止まりませんでした。声を上げて嗚咽を漏らしながら、ひたすら突っ走りました。キロ5分台で6Aまで。何人もの人を次々に追い抜いて、フルスロットルで駆け抜けました。何かが、降りてきたんだと思います。脚の痛みは一切なく、心肺も正常なまま、涙は流れ続け、過去の色んな光景が頭を過りました。今まで走ってきて初めての体験でした。

7A 戸隠神社へと続く道

6Aにいたことは、ほとんど覚えていません。手早くシャリ玉やバナナを頬張って、さっさと飛び出したんだと思います。続くゆるい登りの舗装路も走れました。まだ、6Aまでの爆走の余韻が残っていたんです。

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このあたりまで来ると、もうほとんど周りに人がいなくなりました。数組追い抜いたくらいで、ほぼ1人旅が続きます。舗装路から戸隠神社への真っ直ぐな参道へ入ると、真っ暗な参道にぽつんと、自分のヘッドライトの明かりしか見えませんでした。

奥社から木道へ入っても、ずっと走り続けることができました。6Aまでの湧き上がる激情が引いた後の凪のような心境だったけど、脚は回り続けていました。ほとんど無心で6Aから7Aまでの6kmを駆け抜けました。頭がぼーっとしていたと思います。

そうしてたどり着いた7Aで「二宮さん!」と声を掛けられて我に返りました。諦めていた、西さん平井さんペアに会えたんです。

まさかここで会えるとは。嬉しくて嬉しくて、ヘッドライトの消し方もわからず手で抑えて記念撮影してもらいました。我慢していた今日3度目のトイレに寄ってもらって、3人一緒に7Aを出発しました。

8A 瑪瑙山の麓まで

90km近く続けてきた1人旅、ここから勝手に寄生して3人旅にしてもらいました。6A手前の林道で何かが降りてきて始まった快走も、7Aに着く頃に全てを使い切っていました。小刻みにアップダウンを繰り返す水たまりだらけの道を、先を行く2人に何とか食らいついて行きます。

レース終盤に差し掛かっても雨はひたすら振り続け、最早水を避けるという概念がなくなっていました。この辺りまで来ると、むしろ水の中を走った方が泥濘んだ土を踏むより早いことに気が付きました。林道は大抵真ん中と両端が盛り上がっていて、車のタイヤ跡が凹んで水たまりになっています。その凹みの方がタイヤで踏み固められて、固く走りやすいということを知りました。もう少し早く気付きたかったけど。

西さんと平井さんに引っ張ってもらって、いよいよ最終エイド8Aに到着です。もしかしたら雨の影響で8Aで急遽終了なんていう最悪の事態まで想像していたので、着いた時にはゴールまで走り続けられそうなことを知ってホッとしました。瑪瑙山へは行けなくなったけど、もう気持ちはゴールに向いていました。

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8Aではずっと楽しみにしていたお蕎麦を2杯いただきました。ネギもたっぷり入れてもらって、温かい汁が体に染み渡りました。西さんと巨峰もたらふく食べて、出発です。最後の林道へと向かいます。

ゴール

8Aを出てしばらくゲレンデの脇を気持ちよく下っていると、周囲に行き先を示す標識がないことに気づきました。最後の最後でまさかのロスト。左へ曲がる道を見逃していました。大した距離じゃなかったけど、後ろから付いて来られた方々に申し訳ない気持ちで分岐点まで戻りました。

そして始まったラストスパート。ゴールまで10km以上あったと思うけど、これまで優しくペーサーを努めていた西さんがここで発破をかけ、平井さんもそれに応じて走り出しました。

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もう何もかもが限界の僕は、ペーサーにタダ乗りの癖にお2人にペースを合わせてもらう始末。情けなくて必死で食らいつき、それでも限界を超えて息が上がると、先頭を行く平井さんがペースを落としてくれました。息を整え終わればまた走り、息が上がると歩きに移行してくれ、そうして限界ギリギリのスピードで進んでもらいました。少しの舗装路と最後の給水ポイントを抜けて、ラスト7kmの林道に突っ込みます。

脚の痛みは不思議と何も感じませんでした。100km走ってきて、まだこんなに脚が動くことに驚きます。前を行く人達を次々に追い越して、更にペースが上がっていきました。

そして聞こえてきたゴール地点の歓声。林道を抜けたところに、いきなりゴールゲートが現れました。何かがこみ上げてきて、両手で顔を覆いました。しばらく余韻に浸ってから、3人で手をつないでゴールしました。

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17時間22分56秒。当初の予定通り瑪瑙山へ行っていたら、目標としていた19時間は切れなかったかもしれません。それでも僕にとっては立派な、誇るべき結果でした。完走した420人の内、198番目。僕にとっては初めての、完走者の半分より上の順位です。最高でした。7Aから勝手に付いていった僕を引っ張ってくれた、西さんと平井さんのお陰です。

地点 タイム 目標差 総合順位
1A 斑尾山菅川登山口 (18.5km地点) 2:18:52 -1分 --
2A 斑尾高原 (23.9km地点) 3:42:50 +12分 380位
3A 妙高高原 (38.5km地点) 5:59:04 +9分 --
4A 黒姫高原 (51.5km地点) 8:12:58 +13分 317位
5A 笹ヶ峰高原 (63.1km地点) 10:41:56 +12分 256位
6A 大橋 (81.0km地点) 13:46:20 +26分 217位
7A 鏡池 (87.0km地点) 14:44:26 +24分 --
8A 戸隠スキー場 (92.3km地点) 15:49:08 +29分 205位
ゴール 飯綱高原 (103km地点) 17:22:56 (-108分) 198位

公式サイトで確認できた速報タイムGPSのログから各エイドの通過時間を並べてみました。結局、斑尾山の泥んこ下りと、5Aから6Aの間の沢登りで苦戦したのが響き、8Aまでの目標タイムには届きませんでした。それでも、後半徐々に順位を上げていけたなんて初めてのことです。4Aに応援に来てくれた妻、何度も抜きつ抜かれつしながら進んだ前後のランナー、7Aからお邪魔させてもらった西さんと平井さん、そして豪雨の山中で何時間も誘導や応援をして下さった方々。長く果てしない道程の中で、へばりそうになる度に走る力を貰い続け、最後まで走りきることができました。本当にありがとうございました。

次のレースは3週間後に控えるハセツネです。まずは体を休めてから、しっかり準備して挑みたいです。そしてまたいつか、瑪瑙山も含めた完全体の信越五岳に挑戦したいです。