カリフォルニア州サンノゼ--Googleは米国時間5月29日、道路や建物をパノラマ表示できる新機能を地図サービスに搭載した。
街に飛び出す「Google Maps」--道路レベルでの表示を追加 - CNET Japan
いったいこれはどうやって撮影してるんだ、一枚一枚道路から撮影してるんだろうか、どんな力技なんだよグーグル、と今朝の話題を独り占めしたGoogle Mapsの新機能「Street View」。この驚愕の機能リリースの裏にはどんな仕掛けが隠されているんだと、グーグルの恐ろしさに色んな妄想を膨らませました。
今私はアメリカに来ておりましてお昼にサンノゼでご飯を食べたのですが、グリルチキンバーガーを食したレストランの隣のホテルの前で、その秘密を目撃してしまったのです。
この車です。屋根に四方へ向けたカメラが付いています。車の中には何やら怪しいモニタとノートパソコンが。後部座席にも何やらサーバーラックのようなものが積んであって、どこからどう見てもこれで撮影してますよ、という風情を漂わせています。不思議なのはどこにもGoogleのロゴがないこと。外注してるのでしょうか。*1
恐ろしいのは、こいつは空気を読めないことです。4つのカメラで360度、道路わきの通行人も含めて撮影していきます。浮気相手との密会中にもパチリ。いたずらな風があの娘のスカートを舞い上がらせた瞬間にもパチリ。閲覧者と被写体の悲喜こもごもを世界中で巻き起こし、それでも彼は走り続けます。
全世界のストリートで「Street View」を可能にするためには、いったいあと何マイルこいつで旅を続けなきゃいけないのか検討もつきません。
それでもいつの日か、きっとあなたも目にするはずです。あなたの街にやって来た、このオレンジ色の車を。
*1:Googleの車じゃなかったらロゴがないのは当然です。